「実は、左利きの人を含めて、僕が知っている限り、人間は全て左手首に経絡的な問題があります。」

「それは知りませんでした。左手首の経絡的な問題と脳の機能低下との間に何か関連があるのですか」と町会長。

「左手首だけであれば、問題ははるかに小さいのですが、実は、人間は全て腰椎5番に経絡的な問題があります。腰椎5番の問題は、歩くたびにわずかずつ悪化します。左手首には、体重がかからないので、酷使しなければ、悪化しないはずなのですが、腰椎5番が歩くことによって悪化すると、経絡の連鎖により、弱い左手首の経絡的問題が悪化します。」

「腰椎5番の問題は、人類が直立歩行することによって生じたのでしょうか」と町会長。

「鋭いご指摘です。そうかも知れませんが、証明する方法はありません。ウェブの画像で調べた限りでは、二足歩行を時々するチンパンジーの腰椎には経絡的な問題は見られません。チンパンジーの歩行の姿勢が人間とは違うので、腰椎の5番に問題が生じないのかも知れません。」

「直立歩行以外に、腰椎の5番に問題が生じる原因が考えられるのでしょうか」と町会長。

「実は、人類の左手首の問題は、枝から枝に渡っているときに手首が抜けたのではないかと推定してます。」

「それで、樹上での生活ができなくなって、地上で生活するしかなくなったとお考えなのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。そのとき、木から落ちて腰を打ち、腰椎5番に問題が生じた可能性があります。」

「なるほど。手首の問題も腰椎5番の問題も、親子の経絡の連動性によって、代々受け継がれてきたわけですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。しかし、この考え方に問題がないわけではありません。手首を抜いたサルは、6000万年を超える霊長類の歴史を考えれば、無数にいたと思われますが、他のサルより体力や知力が進化していなければ、子供を残すことはできません。子供を残すことができたとして、相手のサルの腰椎5番に問題がなければ、経絡的に腰椎5番に問題がないサルが生まれる可能性があります。」

「その場合は、人類に腰椎5番に問題がある人とない人がいないといけないことになりますね」と町会長。

「単純に考えるとそうなるのですが、左手首と腰椎の5番に問題があるサルは、進化が速いのです。」

2019/11/9